栄養分析表をチェックしてみませんか

健康維持のために、栄養価の高い食事をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。ここでは、食べ物の栄養価を知る時の参考になる栄養分析表の特徴やおすすめの調べ方などについて、私自身が実体験したことも含めて、紹介していきます。

食品の栄養分析表をチェックする大切さを認識して、食事の改善をする一助になればと思います。

『栄養分析とは?成分表示の見方や計算方法を徹底解説!』

市販の食品における栄養成分表示の決まりとは?

私たちが普段購入して食べている市販の食品は、食品表示法の食品表示基準に基づいて、栄養成分表示をすることが義務付けられています。言われてみれば、商品のパッケージに栄養価に関する記載があったのを見たことがある、という人もいることでしょう。

消費者が安心して食品を入手できる環境を整えるため、きちんとしたデータ分析に基づいて表示するよう規定されています。容器を開封しなくても栄養成分が確認できるよう、食品包装の分かりやすい位置に表示されているので、購入時に売り場でチェックする習慣をつけるのがおすすめです。

「栄養成分表示」と書かれた欄に、エネルギーをはじめ、主要な栄養成分が記載されています。表記については、1袋あたりの栄養を記載しているケースもあれば、1食当たりの栄養を記載しているケースもあります。

インスタントラーメンの栄養成分表示を見て感じたこと

私は、手軽に食べられるインスタントラーメンの栄養成分表示を見た時、その記載の細かさに感心しました。リモートワークが中心の働き方をするようになって以来、お昼ご飯としてインスタントラーメンを食べる機会が増えたのですが、ある時栄養価が気になって、栄養成分表示をチェックしてみたのです。

どのような点に感心したのかと言うと、エネルギーや食塩相当量の記載に関して、麺とスープが別々に記載されているという点です。袋めんに関しても、カップめんに関しても、別々に表記がされていました。インスタントラーメンを食べる時に特に気になるのが塩分量やカロリーですが、スープは必ずしも全て飲み干すわけではないため、別に記載されているのはとても親切だと感じました。

熱量や塩分量を抑えようと思えば、スープを残すようにすればよいですし、調理時に使用するスープを少なめに調整することもできます。例えば、私が袋めんのなかでお気に入りの日清食品のラ王・醤油味の場合、1食あたりの熱量は全体では355kcalです。

内訳は、めんが279kcal、スープが76kcalで、意外とスープのカロリーが高いな、と感じました。食塩相当量については、全体では5.7gです。内訳はめんが2.1g、スープが3.6gです。漠然と塩分が多そう、と思っているだけではなく、具体的な数値で確認することで、しっかり摂取量を意識できるようになって良かったです。

また、栄養成分表示をチェックしたことで、インスタントラーメンには、ビタミンB1やビタミンB2、カルシウムといった栄養素が含まれることも分かりました。

ふりかけの栄養成分表示を見て感じたこと

我が家では、おうちごはんのお供として、ふりかけを常備しています。特に好きなのが、三島食品のふりかけ、まぜごはんのもとです。パッケージの栄養成分表示を見た時には、一食あたりの塩分相当量が結構多いんだな、と感じました。

しかしながら、実際に自分が一回に使う量は、パッケージに書かれているよりも少なめであることに気付いたのです。一食あたりの栄養成分表示はあくまでも目安であり、あまり気にし過ぎるのもよくないかもしれないな、と思った出来事でした。

外食店の栄養成分表示を見て感じたこと

自炊を基本にしているのですが、たまの外食は息抜きにもなるので、とても楽しみにしています。チェーン系の外食店を利用することが多く、ホームページでどんなメニューがあるかをチェックする時には、栄養成分表示も注意して見るようにしています。

和洋中からエスニックまで、幅色いジャンルのお料理を手頃な価格で味わえるファミリーレストランには、家族でお世話になっています。特に「デニーズ」は、家から歩いて行ける便利な距離にある関係で、利用する機会が多いお店です。

ホームページ上に、メニューのエネルギーに加えて、たんぱく質や炭水化物、脂質、食塩相当量などが分かりやすく表にしてまとめてあり、食べたいメニューの情報を知る時に役立っています。お食事メニューだけでなく、デザートメニューに関する情報もきちんと記載してあるところが、甘い物好きな私にとってはありがたいです。

レギュラーメニューのみならず、季節限定のメニューについても情報が更新されるので、とても助かっています。外食店の選択肢が広がるなかで、美味しさを追求するだけでなく、健康志向の時代のニーズにも応えてくれるお店を利用したいと思うようになりました。

栄養成分表示が記載されているかどうかが、我が家ではお店選びのひとつの基準にもなっています。

一般食品の栄養成分を知りたい時に便利なサイト

加工食品については、パッケージを確認すればすぐに栄養成分が分かります。しかしながら、肉や魚、野菜といった生鮮品の場合は、直接栄養成分が表記されているわけではありません。一般食品の栄養成分を知りたい時に活用しているのが、江崎グリコの「栄養成分ナビ」というサイトです。

幅広い食品の栄養成分に関する情報を検索できるサイトで、検索機能が充実していて、使いやすいところに惹かれています。お菓子類や中食でよく見られるお惣菜の栄養成分、カロリー表示にも対応しています。検索方法はとても簡単で、穀類や野菜類といった食品の大まかな分類を選ぶと、該当する食品が五十音順に表示されます。

知りたい食品をチェックした上で、摂取量をグラム指定すると、カロリーや栄養成分が表示されるシステムになっていて便利です。もちろん、食品の分類を選ばずに、検索窓に食品名を入力して検索することもできます。快適に栄養分析表が閲覧できるサイトを知ったおかげで、積極的に栄養素について調べる姿勢が身について良かったです。

私だけでなく、家族も栄養価に興味を持つようになって、栄養に関して家族で話す機会も多くなりました。

『食品の栄養分析ってどんなもの?分析した栄養成分を表示するメリットや注意点をご紹介』

栄養分析表を参考にして、より健康的な食生活をしよう!

栄養成分を知ると、健康的な食生活を叶えることができます。加工食品のパッケージや、外食店のホームページに記載されている栄養分析表をチェックするようにすれば、栄養に気遣った食事をするのは決して難しいことではありません。

より生き生きとした暮らしをするためにも、賢く栄養に関する情報収集ができる人になりたいものですね。

関連情報→キューサイ分析研究所 ... 栄養分析